測量設計の役割、重要性の普及、地域社会の健全な発展に貢献します。

ご挨拶

会長就任挨拶

 

 この度、司代会長の後任として、茨城県測量・建設コンサルタント協会の会長に就任いたしました。

 私は、改正測量法が施行された平成14年から技術委員長として12年間活動してまいりました。その間、測量法が大きく変わり日本測地系から世界測地系へと変わったため、国家基準点である三角点の精度確認、県内570kmに及ぶ1級水準測量の実施、さらに東日本大震災後の水準点の再観測などを実施してまいりました。その後、平成26年から8年間副会長を務め、平成27年9月の鬼怒川堤防決壊、令和元年10月の台風19号による久慈川、那珂川決壊など茨城県にとって大きな自然災害が続いて発生しましたが、その都度復旧事業に従事して少なからず社会貢献ができたものと考えております。

 最近の自然災害は容赦なく押し寄せてきます。当協会は、平成19年に茨城県と災害協定を締結して以来、東日本大震災を始め、何度も協定に基づいた活動を行ってまいりました。このような中、茨城県土木部河川課から「災害復旧事業測量・設計マニュアル」の編集を依頼され、2年かけて今年3月に発刊することができました。協会会員にとって災害発生時の迅速かつ的確な対応に必ず役立つものと確信しております。

 また、令和3年4月には茨城県と「1級水準点網の維持管理業務に関する協定」を締結し、維持管理業務に努めているところです。

 当協会は、昭和44年1月に14社で設立し、平成30年5月には公益社団法人となり、県内唯一の測量業、建設コンサルタント業の団体として活動し、平成31年1月には創立50周年を迎えることができました。

 ここ2年間は新型コロナウィルスに悩まされております。新たな災害であり、未だ出口が見えない暗やみの中におります。

 私どもの業界は、地域住民の安心と安全を支える建設業界の一員として、安心できるものづくりの始まりを担っています。その役割を果たすためには、技術の継承、作業量の確保、設備の充実が必要不可欠であり、その結果として業界の発展、更には地域のことは地域で担うことができるようになり、地域の一員として社会に貢献できることとなります。

 「県民が日本一幸せな県」の実現に向かって我々業界に何が出来るか、自分たちの持ち場をしっかりと見据えて活動してまいります。

                                                           令和4年6月1日

                                                           公益社団法人 茨城県測量・建設コンサルタント協会

                                                            会 長    佐 藤 清 一

 

 

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